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サラリ万太朗です。

読書の秋ですね。

知的サラリーマンを目指すために、万太朗はこの季節に読書を欠かせません。

さて、今年のノーベル文学賞受賞者に、日系イギリス人の世界的なベストセラー作家、カズオ・イシグロ氏(62)が選ばれました。

イシグロ氏は長崎で生まれ、5歳のときに両親とともにイギリスへ渡りました。

その後、イギリス国籍を取得し、数多くの作品を出版しています。

イギリスで最も権威のあるブッカー賞も受賞しています。

今日は、そんなカズオ・イシグロ氏の作品を紹介したいと思います。

 

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わたしを離さないで

イギリスのとある片田舎。閉ざされた施設を中心に進む話。

誰かのために臓器を差し出すクローン人間として育てられた子どもたちが、定められた運命に逆らうことなく来るべき日を迎えます。

悲しみの中に希望を見出す世界観。非現実的なようでいて、世界のどこかで起こっているような話なので、最後に消化しきれない思いの残る作品でとても考えさせられます。

 

日の名残り

執事の職をまっとうする主人公スティーブン。一見地味でまじめな仕事人間に映ってしまうが、その人物像や人柄に惹かれてしまいます。

興奮や泣けるといった感情とはまた違う、読み終えてとても静かな気持ちで終わります。

感情を押し殺して執事としての「品格」を重んじるスティーブン。

万太朗とはとても違うタイプの人間なので、ある意味尊敬してしまいます。

 

忘れられた巨人

舞台は古代。物忘れの霧と呼ばれる竜の吐息によって、島の人々の記憶は断片的に失われている。

なぜ息子が出て行ったのか、そしてどこで暮らしいるのかも思い出せない老夫婦が、息子を探して旅に出るという話です。

最後に物忘れの霧が晴れ、二人が記憶を徐々に取り戻してから、思いもよらない展開になっていきます。このあたりからが面白くなるので紹介はこれくらいにしておきます。

 

わたしたちが孤児だったころ

上海で暮らす10歳の少年が、両親の謎の失踪後に親戚を頼ってロンドンの寄宿学校に入ります。
そして少年は、大学卒業後に両親失踪の謎を突き止めるべく探偵となります。

探偵として事件を解決し活躍しながらも、心の中では他人の怠慢や腐敗を嘆いていました。

しかし、自分自身がその怠慢や腐敗の頂点に立つ人物の恩恵を受けていたことに気づくことになるのです。

 

遠い山なみの光

イシグロ氏のデビュー作です。

戦後間もない長崎が舞台。主人公の悦子はそこである母娘に出会うのですが、母親はとても身勝手で娘はいつも何かに怯えています。

語り手の悦子の回想が真実かどうかさえもわからなくなるような、万太朗も少し怖さを感じました。

謎が多く感じる作品です。なんとなく不気味な印象さえ受けます。

 

夜想曲集

イシグロ氏、初の短編集です。音楽にまつわる五篇を収録しています。切なくて、それでいてユーモラスに登場する人々を描いています。

ギタリストや大物シンガー、サックス奏者などが登場します。夕暮れもテーマにしているのでどことなく薄暗い印象も受けましたが、それがまた心地よくも感じます。

万太朗もギターをやっているので、音楽をとおして人とのつながりに感情の移入がしやすかったです。

 

浮世の画家

戦時中の日本画家の話。尊敬を集める立場にあった画家でしたが、終戦を迎えると弟子たちや周囲の人間が離れて行きます。

自分の信念と新しい価値観との間にたたされ、画家は屋敷にこもりがちになっていきます。

老画家の哀愁や切なさを感じてしまいます。万太朗がもしそんなことになれば、街中を声を荒げてダッシュしてるかもしれません!

 

充たされざる者

あるヨーロッパの町が舞台、ピアニストの話。

翻訳のせいでしょうか。会話の中で冗長な表現が何回もでてきます。そして会話の中から少しずつ背景を推測して行きます。

ピアニストは街中でこれでもかと不条理な出来事に巻き込まれ、長い悪夢が続きます。

これもまたなんとも不思議な世界観が繰り広げられます。

 

知の最先端

大量に情報があふれるこの情報化社会で、いかにブレない自分を作り上げるか。

ようするに、そのすべてを把握できるくらいの「知性」を持ちなさいと、そのような内容の話です。

そして、その最先端に立つ7人の天才たち。

万太朗を加えると8人になるのですが、残念なことに万太朗の器はすでに情報であふれかえっています。茶碗1杯くらい。

 

最後に

サラリーマンたるもの、最新のトレンドをつかんで話題づくりをすることも自己研鑽の一つです。

みなさんもこの読書の秋に、カズオ・イシグロ氏の作品に触れて知的男子・知的女子を演出してみては!

サラリ万太朗でした。

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